2011年5月26日木曜日

5月24日 通常市

大市会の後は、気が抜けて出品も少ないかというと、そういうことはありません。
会場は、ほぼ一杯に本が埋まりました。
その理由のひとつは、「再挑戦」品があること。
大市では、数多くの優品に眼を奪われて、つい見落としも出がちです。
また最低価格一万円の大市ではなく、二千円の通常市なら、
気楽に札も入るかもしれません。
あきらめずに、通常市にもう一度出品してみるのも、ムダではありません。
その証拠に今回も、大市では一枚も札が入らず「ボー」になってしまった本が、
大市最低価格の一万円を超える落札価格になったケースもありました。

買う側と同様、売る側も、時と所を得ることが大切だと、
改めて感じた次第です。

2011年5月19日木曜日

5月17日 洋書会大市

まずは、無事に終えられたことを喜びたいと思います。

今回は、挿絵本を中心とした美装本の一口が話題となりました。
すべて状態がとても良いものばかり。
それだけに、期間中に本が汚れたり、痛んだりしないよう、
運営側としては、いつも以上に気を使いました。
高額の落札が予想される二点については、急遽ガラスケースを用意。
そうした苦労の甲斐あって、うち一点は、過去の当会の歴史の中でも
5指に入るのではないかという、高価格の落札となりました。
ほかにも植物学関係の一口、日本関係の一口など、
いずれも予想を超えた価格で落札されています。
ありきたりの感想ですが、やはり良いものは強い。
これからの洋書会の中でも、毎週の市会を通じて、
こうした逸品を掘り起こす努力をして行きたいと、改めて感じた次第です。

参加していただいた全ての方に、もう一度、心よりお礼申し上げます。
ありがとうございました。

2011年5月12日木曜日

5月10日 通常市

量にして半分くらいが日本書。
喜んだ同業もいますが、洋書会の話題はやはり洋書で行きたい。
そこで、前回に引き続き、いよいよ次週に迫った大市会の出品抄です。
目録締め切り後に飛び込んできた優品を中心に、以下ご紹介いたします。















写真雑誌『ヴュ』19冊





















フッカー『シッキム』























ワイト『インドの植物』


















『桜花図譜』





















『ジャパン・パンチ』1886年3月





















モンタヌス『東インド会社遣日使節紀行』独語版 1670年刊






















ホークス『ペリー提督日本遠征記』特装版






















ワーナー『プロイセン・中国・日本・シャム遠征記』1863年刊