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東京洋書会便り
創立100周年
日本で唯一の洋書専門の業者入札市 毎週火曜日に開催してます。
2011年6月8日水曜日
6月7日 通常市
さて6月。出品量からすると上々の滑り出し。
では内容の方はといいますと、これが案外良い。
案外、などとは失礼な言い草ですが、一見したところ大山が多く、
何かぱっとしない印象でしたが、
その大山も良く見ていくと、なかなか筋の良いものでした。
東方教会、中世キリスト教美術、イコンなどの口。
ロシア革命前に刊行されたドストエフスキー全集も。
英文学関係を落札した同業は、珍しい研究書を手に入れたとご満悦でした。
ドイツ近世哲学の口も、良い値になりました。
2011年6月2日木曜日
5月31日 通常市
いつの間にやら5月も最後の市。
一年任期の役員も、あと一月を残すばかりとなりました。
よたよたと続けてきました洋書会便りも、今回を入れてあと5回で交替。
今しばらく我慢してお付き合いください。
さて、ご覧の通り出品は、まずまずの分量。
ただし、英語以外の本が多いのが目立ちました。
スペイン語、ドイツ語、ロシア語など。
ドン・キホーテ関係の一口は、めったにない分量で、面白いと思うのですが
足の速いものとは思えないだけに
各自がそれぞれ、保管場所を頭に浮かべながらの入札だったようです。
2011年5月26日木曜日
5月24日 通常市
大市会の後は、気が抜けて出品も少ないかというと、そういうことはありません。
会場は、ほぼ一杯に本が埋まりました。
その理由のひとつは、「再挑戦」品があること。
大市では、数多くの優品に眼を奪われて、つい見落としも出がちです。
また最低価格一万円の大市ではなく、二千円の通常市なら、
気楽に札も入るかもしれません。
あきらめずに、通常市にもう一度出品してみるのも、ムダではありません。
その証拠に今回も、大市では一枚も札が入らず「ボー」になってしまった本が、
大市最低価格の一万円を超える落札価格になったケースもありました。
買う側と同様、売る側も、時と所を得ることが大切だと、
改めて感じた次第です。
2011年5月19日木曜日
5月17日 洋書会大市
まずは、無事に終えられたことを喜びたいと思います。
今回は、挿絵本を中心とした美装本の一口が話題となりました。
すべて状態がとても良いものばかり。
それだけに、期間中に本が汚れたり、痛んだりしないよう、
運営側としては、いつも以上に気を使いました。
高額の落札が予想される二点については、急遽ガラスケースを用意。
そうした苦労の甲斐あって、うち一点は、過去の当会の歴史の中でも
5指に入るのではないかという、高価格の落札となりました。
ほかにも植物学関係の一口、日本関係の一口など、
いずれも予想を超えた価格で落札されています。
ありきたりの感想ですが、やはり良いものは強い。
これからの洋書会の中でも、毎週の市会を通じて、
こうした逸品を掘り起こす努力をして行きたいと、改めて感じた次第です。
参加していただいた全ての方に、もう一度、心よりお礼申し上げます。
ありがとうございました。
2011年5月12日木曜日
5月10日 通常市
量にして半分くらいが日本書。
喜んだ同業もいますが、洋書会の話題はやはり洋書で行きたい。
そこで、前回に引き続き、いよいよ次週に迫った大市会の出品抄です。
目録締め切り後に飛び込んできた優品を中心に、以下ご紹介いたします。
写真雑誌『ヴュ』19冊
フッカー『シッキム』
ワイト『インドの植物』
『桜花図譜』
『ジャパン・パンチ』1886年3月
号
モンタヌス『東インド会社遣日使節紀行』独語版 1670年刊
ホークス『ペリー提督日本遠征記』特装版
ワーナー『プロイセン・中国・日本・シャム遠征記』1863年刊
2011年4月28日木曜日
4月26日 通常市
年に一度の洋書会大市まであと三週間。
会員の気持ちも、もっぱら入稿が済んだ大市目録のことばかり。
例年に以上に優品が集まり、期待が高まっています。
そこで、その中からごく一部を先行お披露目させていただきます。
ロートレック挿絵本『イヴェット・ギルベール』限定100部
ドガ挿絵本『メゾン・テリエ』限定325部
ヘミングウェイ『老人と海』初版
ケンペル『日本誌』1728年刊 元版
次の二点は、目録締め切り後の飛び入り品です
グアルティエリ『日本遣欧使者記』1586年刊
ピント『遍歴記』1653年刊蘭文版
2011年4月23日土曜日
4月19日 通常市
この二週ほどに比べて、ちょっと少なめ。
おかげで、大山にも良く目が届き、いつも以上に綿密な仕分けが出来ました。
一番大きな口は、何系統かの学術書が混じった大量のもので、
歴史書、日本関係、社会思想関係などの面白い本をピックアップして仕分け。
仕分けた人間が、買い逃す結果となり、ご当人は悔しがっていましたが、
会にとっては喜ばしいこと。もちろん荷主さんにとっても。
それこそ仕分けの意義ですので、もって瞑すべしです。
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