3月の声を聞いて、ようやく本が動き始めたのでしょうか。
会場の台に全て本が並び、久々賑やかな市会になりました。
ただし、その何割かは日本書。
比較文学系の一口が、荷を開けてみると殆ど和書だったためです。
それでも最近は、会員以外の入札者も増えています。
「今日は日本書は出ていますか」といって会場を覗かれる業者もおいでなので、
落札価格に遜色はありません。目立つ分、他より高くなることも。
でもそれは翻って、他の市に洋書が出ることがあるのと同じ理由、同じ状況。
ただ喜んでいるばかりには参りません。
いずれにせよ、雪解け水で川の流れが増すように、市場も春を迎えるはずです。