大市会の後は、気が抜けて出品も少ないかというと、そういうことはありません。
会場は、ほぼ一杯に本が埋まりました。
その理由のひとつは、「再挑戦」品があること。
大市では、数多くの優品に眼を奪われて、つい見落としも出がちです。
また最低価格一万円の大市ではなく、二千円の通常市なら、
気楽に札も入るかもしれません。
あきらめずに、通常市にもう一度出品してみるのも、ムダではありません。
その証拠に今回も、大市では一枚も札が入らず「ボー」になってしまった本が、
大市最低価格の一万円を超える落札価格になったケースもありました。
買う側と同様、売る側も、時と所を得ることが大切だと、
改めて感じた次第です。